- アンダーハンドパスって腕のどこに当てればいいの?
- 当てる場所がわからないから練習していて不安・・・
- 同じところに当てるためのコツがあるなら知りたい!
こんな風に思っていませんか?
アンダーハンドパスで当てる場所が分かっていなければいくら練習をしても全然上達できない・・・と言うことになってしまいますから、何としてもこの部分は早く解決しておきたいですよね。
僕は中学生時代からガリガリで腕を組んでもピタッとボールが当たった経験があんまりなかったのですが、そんな僕でもボールを当てる場所についてしっかり理解して練習したことでパスの成功率を上げることができ、Vリーグで7シーズンプレーし、日本代表としても3年間プレーをすることができました。
アンダーハンドパスを辞書で引くとこんな解説がしてあります。
「バレーボールでひじを伸ばして両手を組みひじから手首までの部分を使ってボールを送り出すパス」
これ、まさにその通り!ではあるのですが、それで終わってしまってはこの記事を書く意味がないですね。
「その”ひじから手首まで”の中のどこなんです?」ですよね?僕も中学生時代ずっとそう思ってました。
なので、この記事ではその部分をはっきりさせていきます。
先に結論を辞書よりも少し細かく表現するのであれば、アンダーハンドパスの当てる場所の正解は「ひじから手首の間で、手首寄りの位置」です。
ただこれは実は一般的には大体この位置が正解というくらいで、実際は自分が一番正確にボール返せる場所はどこなのかを自分で探して見つけるというのが正解です。
あなたがもし「決まったところに当てるのが正解のはず」と思っていた場合はもしかしたら拍子抜けしたかもしれませんが、なぜそうではないのかについてここから深掘りして解説していきます。
練習方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください(^^)
【公式】スポーツ用品総合通販ならスーパースポーツゼビオアンダーハンドパスでボールを当てる場所
(画像挿入予定)
まず上の画像の位置がアンダーハンドパスでボールを当てる場所の正解です。
まさに「ひじから手首の間で、手首寄りの位置」ですね。
ひじと手首のちょうど真ん中と言ってしまうとちょっと正解よりひじ側に寄ってしまう感じがします。
とはいえ、これは「一般的には大体この位置が正解」という位置。
「一般的に」と言っているのは、どんなことでもそうですが個人の骨格等によってやり易さは変わるものだからです。
なので、前提として”個人差”を考える必要があるということです。
繰り返しになりますが、自分が一番正確にボール返せる場所はどこなのかを自分で探して見つけるというのが正解です。
これが結論なので、急いでる場合はここまででもOKです!
当てる場所を一定にするコツ
ここでは自分がボールを一番正確に返せる位置に毎回しっかり当てるためのコツを解説します。
と言ってもここは下の記事で解説している内容がしっかりとできているのが前提になるので、まだチェックしていない場合は先に読んでから戻ってきてもらえると理解が深まりやすいと思います。
【バレーボール】失敗しないアンダーハンドパスの手の組み方4選【唯一のコツを伝授】
上の記事を読んでしっかりと両腕が揃った状態をつくれるようになったら、下記の2つのコツを実践してください。
- 毎回ボールが同じところに当たるように素早く移動する
- 面の角度を適切に傾ける
同じところに当てるということは、当然ボールと自分の身体の距離を一定にすることが重要です。つまりはしっかりとボールに寄りましょうということ。
「それは自信がないなぁ」という場合は下の記事でボールに素早く反応して動き出す方法を詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【バレーボール】素早く反応するための構え方とステップを徹底解説【○○○も重要】
2つ目の面の角度について。
これは「ボールが腕の上を転がるような触り方になってしまうとうまくいかないよ」ということで、面の向きをしっかりボールを出したい方向に向けておくことが重要ということです。
ボールがどの高さに飛んできたとしても同じようにボールを押してあげる意識しつつ、しっかりと両腕に均等にボールが触れるように面を傾けることが重要ということです。
面を傾けるのが苦手で前にいるセッターにボールを返したいのに面が上を向いてしまっているケースをよく見ます。
当てる場所を一定にするための効果的な練習方法
アンダーハンドパスでボールを当てる場所を一定にしようとした場合にどんな練習をすればいいのか。
ここでは高い効果が見込めるであろう下記の2つの練習を紹介します。
- 片手リフティング
- ランニングボールコントロール
1つ目の片手リフティングは片手でポンポンと続けて真上にボールをコントロール練習です。
単純な練習になりますが、これを何回も連続でできるように練習をしてみてください。この練習で毎回ボールを当てる場所が違うようなら恐らく連続ではできないかと思います。
2つ目のランニングボールコントロールは、仲間に投げてもらったボールを走って返球する練習です。
これは自分の身体とボールとの距離を一定にすることを鍛えると同時に、ボールを返したい方向にしっかりと面を向ける練習にもなります。
仲間に投げてもらってと言いましたが、これは1人でやろうと思ってもできます。
相手はもちろん「壁さん」です笑
下図で手順を解説します。
こんな感じです。
いやいや簡単すぎるよ!という場合には3番目の「狙うところ」を進行方向と逆に設定することでひとつレベルを上げた練習になるのでぜひトライしてみてください。
反復して練習をすることで”体得”することを目指しましょう!
アンダーハンドパスの当てる場所(筋力がない人向け)
アンダーハンドパスでボールを当てる場所を考えるときに、僕は筋力がある大人と筋力があまりない小中学生などの場合で考え方を以下のように変えることがあります。
筋力のある人のパターンはここまでで解説済みなので割愛しますが、筋力のない人に関してはここはもしかしたら参考になるかもしれない部分ですので、ぜひ読んでみてもらいたいです。
考え方としてはこうです。
重さ10kgのボールを筋力のある人と筋力のない人が手をまっすぐ伸ばして(前へならえの姿勢で)持ったとき、筋力のない人はきっとまっすぐ持っていられないですよね。
ただ、ひじを曲げた状態で自分の近くであればきっと重いボールを持つことができます。
こう考えると、ボールの勢いに耐えられるだけの筋力を持ち合わせていないような小中学生は筋力がついてくるまでの間は少し自分の胴体に近い位置でボールを触った方が良いという結論になります。
あなたが筋力が十分でない場合は「ひじと手首のちょうど真ん中あたりでとる」ようにしてみてください。
今まで僕以外でこれを言っている人に会ったことはないのですが、自分がガリガリだった中学時代に思っていたことで指導をしながらも肌感覚で確かだなと思っていることなのでお伝えしておきます。
筋力がないと自覚している人はぜひ参考にしてみてください!
まとめ
この記事では、アンダーハンドパスのボールを当てる場所について僕独自の考え方も入れつつ解説してきました。
結論としては自分が一番正確にボール返せる場所はどこなのかを自分で探して見つけるべきということでした。
自分が一番しっくりくる当てる場所を早めに探して練習で繰り返し意識していくことが重要です。
とはいえ、アンダーハンドパスをしっかり返そうと思ったら意識すべきことが実はものすごくたくさんあります。
下の記事でパスについて手順ごとに詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
【完全保存版】元日本代表がバレーボールのパスの基本とコツを手順ごとに徹底解説!
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