パスの基本

【バレーボール】パス成功の85%を握る「重心移動」を徹底解説!【超重要】

2020年12月14日

  •  重心移動が大事って言われたけどそもそも重心ってなに?
  •  重心移動は何のためにするの?
  •  重心移動のやり方を教えて!

こんな風に思っていませんか?

 

重心移動については実際の指導現場でもあまり詳しく説明されることはなく「言ってる意味、分かるよね?」みたいな雰囲気ではないでしょうか。

今は誰もが簡単に検索して調べられる時代になりましたが、とはいえ重心に関しては調べてもやたら難しい言葉が並んでいて理解不能・・・という場合がほとんどかなと思います。

 

同じように僕も中学生時代には「移動はわかるけど重心って何だ?その“重心”が分からないから何を移動させればいいのやら・・・」とずっと思っていました。

 

しかし、そんな僕もその後しっかり重心移動について理解し、Vリーグで7シーズンや日本代表としても3年間プレーをした経験があるので、重心移動については今では正しく理解できています。

 

そんな僕が自分の言葉で結論を先に言うと、重心移動とは一番体重が乗っている位置を移動させることです。

また、重心移動をする理由はボールにしっかりと力を加えて押し出すため、つまりはボールを丁寧に触り正確にコントロールする為です。

 

この記事を読むことで重心移動についての理解が深めることができ、重心移動のやり方についても身に付けることができるので、ぜひ読んで参考にしてください(^^)

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パスで重心移動が大事!の”重心”とは?

冒頭で重心移動とは「一番体重が乗っている位置を移動させること」だと解説しました。

 

重心移動から”移動”と言う言葉を除いた”重心”を調べるとこうです。

重心は、力学において、空間的広がりをもって質量が分布するような系において、その質量に対して他の物体から働く万有引力の合力の作用点であると定義される点のことである。出典:Wikipedia「重心

「バンユウインリョク・・・オワタ・・・」ですよね笑

 

重心という言葉は何だか難しくて考える気をなくさせてくれるワードNo.1ですよね。(勝手にw)

なので、これを簡単に解釈して僕は一番体重が乗っている点としました。この方が簡単だもの!

 

この重心という言葉が難しいことも影響してか、重心移動という言葉はバレーボールの指導現場ではよく体重移動という言葉に置き換えられて使われていたりするので、そんなに深く考えずに「重心」=「体重」考えてしまってOK!です。

 

大事なのは実際にしっかり重心移動ないし体重移動をしながらパスが出せるようになることですからね!

 

では、なぜ重心移動ないし体重移動をしながらパスをすることが大事なのか。

これに関して次のパートで詳しく解説していきます。

パスで重心移動が大事な理由

オーバーハンドパスにしてもアンダーハンドパスにしても一定方向にしっかり力を加えてボールを丁寧に押し出すことなしにパスを安定させることは難しいです。

 

例えば、パスを前に出すという前提で考えた場合には後ろから前に向かってボールを押し出してあげることが大切です。
なぜなら、ボールに対して一定方向にしっかりと力を加えて押してあげることでボールに丁寧に運ぶことができるから。

 

ボールを丁寧に運ぶという表現をしましたが、これはボールに少しでも長く触れて運んであげるイメージです。
これを実現するために後ろから前に向かって身体を運んであげる動作、つまり重心を移動させる動作が必要という訳です。

 

ボールに長く触れるというのは、ビーチバレーのように屋外で風が吹いている中でプレーをすることを考えてみるともしかしたら理解しやすいかもしれません。

 

風が吹いている場面では”ポンッ”と一瞬だけ触るようなボールタッチだとボールがすぐに風に流されて意図しない方向に飛んで行ってしまうので、ボールに対して一定方向にしっかりと力を加えて押し出してあげることがとても重要になります。

 

ビーチバレーボールではボールが少し柔らかくたわむので、実際に体育館のバレーボールよりも”長時間運んで”パスを出しています。

 

これに関しては僕は一応ビーチバレーボールでも7年ほど日本代表として世界を転戦し2019年にはドイツで開催された世界選手権にも出場していますので信頼性は担保できているかなと。

 

体育館のバレーボールはそんなに柔らかくはないですが、風に負けないようなパスを出すイメージをもってボールに対して一定方向にしっかりと力を加えて押してあげることが重要ということです。

 

あげば
後ろから前の重心移動で説明をしましたが、横方向にボールを押し出していくような場合には横方向の重心移動が必要になります。

パスの際の重心移動のやり方

次に、実際にオーバーハンドパスやアンダーハンドパスの際にどうやって重心移動をするのかについて、正面にボールを返すことを想定して解説します。

 

手順は下記の通りです。

重心移動のやり方

  1. 膝を曲げつつ足を前後に開く
  2. 後ろにした足で床を前方向に蹴る
  3. 前にした足に体重を前に乗せていく

この3ステップです。やること自体は意外とシンプルですね(^^)

 

これ、個人的になんですがボーリングと似てるんじゃないかと思っています。
ボーリングで球を投げるとき、まずは後ろにボールを引きますよね?

 

そのとき重心は「後ろめの位置」にあります。そこから逆足を前に出しつつ腕を振って前にもってくる動作をすることで自然と重心が前に移動し、ボール投げる際には重心は「前めの位置」に移動しています。

 

このように、ボーリングの球を投げようとしたときに足を前後に開かずに投げる人は恐らくいないかなと。つまり、みんなこの”重心移動”という動き自体は自然にできているということ。

なので、それをバレーボールでも使うことでボールを丁寧にコントロールすることが可能になるということ!ぜひ意識的にトライしていきましょう!

 

注意点としては、バレーボールではボールを上方向にも運ぶので足を前後させたら膝を伸ばし身体を持ち上げる動きと合わせて後ろにした足から前にした足に段々体重をかけていくことが大事ということです。

 

あげば
さらに上半身がこの足の動きに連動してボールに力を加えることができれば理想的です!

パスで前への重心移動ができないときの対処法

ここまで重心移動の大切さについて解説してきましたが、バレーボールでパスをする際はどんなボールでも重心移動ができる訳ではないです。

 

では、パスで重心移動ができないときはどうすればいいのか。それは下記の通りです。

パスで重心移動ができないときの対処法・オーバーハンドパスの場合 →態勢を崩さない範囲で腕の力でボールを押し出す
・アンダーハンドパスの場合 →腕を振ってボールを押し出す

少し詳しく解説していきます。

 

まずオーバーハンドパスで”重心移動が使えない”という場面を考えてみてください。
どんな場面でしょうか。

 

一例を挙げると「ボールが自分より後ろにきていて自分が下がるのが間に合わない場合」なんかがこれにあたります。
ボールが前にきているのであればアンダーハンドパスで対応できますからね。

 

こんな場面では態勢を崩さない範囲で腕の力でボールを押し出すことが必要です。

 

”態勢を崩さない範囲で”と言っているのは、パスを出した後の次への移動がとても大事なのですぐに次の動きがとれるように身体を大きく反ったりせずにパスを出してもらいたいからです。

補足パスを出すときに身体を反ってその反動を使ってボールを出すとより遠くにボールを飛ばすことができるので、もし「そんなことよりもパスを遠くに飛ばしたい!」という場合は”態勢を崩さない範囲で”については無視してしまってもOKです。
そんな時には思いっきり腕の力を使ってボールを押し出しましょう。

次にアンダーハンドパスについて同じように”重心移動が使えない”場面を考えてみましょう。

 

これは「自分の横や後ろに来たボールを追いかけていて時間の余裕があまりない場合」や「前に来たボールに対して膝をついた態勢になってしまっている場合」などですね!正解です!笑

 

こんな場面では「腕を振ってボールを押し出す」ことが必要です。

 

あげば
オーバーハンドパスのときと同じで、全身の重心移動を使ってボールを出せないのであれば肩より先の自由に動かせる部分を使ってボールに力を加えてあげるということです。

 

「ちょっと待ってください!先生に手は絶対に振るなと言われましたが・・・」という場合もあるかもしれないです。

 

そんな場合は先生に上記のような場面ではどうすれば良いかを具体的に聞いてみてください。きっと先生も同じような説明をするはずです。

 

なぜかというと、先生が普段「手を振るな!」と言っているのは”手を振らない方が良いとされる場面”についての場合がほとんどだからです。

上記の場面では先生も僕と全く同じではなくても、何か別の方法を教えてくれるのではないかと思いますよ!

 

あげば
重心移動ができない場合の対処法も知ってくことで余裕を持ってプレーをすることができるようになります。

 

最後にもう1点、声を大にして伝えたい内容があるので追加で解説しておきます。
それはパスではボールを出した後に下がらないことが重要!ということです。

 

ボールが後ろめに来た場合、しっかりと重心移動を使うためにまずはフットワークを使ってボールのさらに後ろに移動してからパスを出したいのですが、多くの小中高生がそのフットワークをせずに(移動しなくても手が届くから)ボールを出した後に一歩下がってしまっています。

 

これは絶対にやめた方がいい。実際に30名程度の学校に行ってパスを見ていると、25人はこれに該当するんじゃないかというくらい多い事例です。

 

バレーボールではボールを触ったあとは基本的に前に移動しますし、後ろに下がる場合もかなり意図的に前にした足で床を蹴って下がります。

 

なので、何も考えずになんとなく下がっている状態”は絶対に必要ないです。

 

あげば
もしこうなっている場合はかなり注意を払って早めに直す必要があると思っておいてください!

まとめ

今回は重心移動について「重心」の意味やバレーボールのパスおいての重心移動について必要な理由やそのやり方、また重心移動ができない場合の対処法について解説しました。

 

重心移動が大事な理由はボールに対して一定方向にしっかりと力を加えて押してあげることでボールに丁寧に触ることができるからで、風に負けないようなパスを出すイメージをもつことがポイントでしたね!

 

また、おさらいですが重心移動のやり方の3ステップは下記の通りでした。

重心移動のやり方

  1. 膝を曲げつつ足を前後に開く
  2. 後ろにした足で床を前方向に蹴る
  3. 前にした足に体重を前に乗せていく

重心移動は動作自体は意外と簡単でしたね!

 

さらにパスで重心移動ができないときの対処法は下記の通りでした。

パスで重心移動ができないときの対処法・オーバーハンドパスの場合 →態勢を崩さない範囲で腕の力でボールを押し出す
・アンダーハンドパスの場合 →腕を振ってボールを押し出す

上記に関しては具体例を出して、重心移動を使って身体全体でボールを出せないのであれば肩より先の自由に動かせる部分を使ってボールに力を加えてあげるというやり方に切り替えることが大事ということも解説しました。

 

この記事の中で詳しく解説してきた通り、バレーボールのパスではできるだけ重心移動を使って丁寧にボールを押し出してあげることが重要なので、ここでしっかりと押さえて重心移動を使えるようになっておきましょう!

 

パスの基本とコツについては下記の完全保存版の記事で手順ごとにかなり詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください(^^)

【完全保存版】元日本代表がバレーボールのパスの基本とコツを手順ごとに徹底解説!

 

最後に、僕は2021年からバレーボールをさらに盛り上げるためにONEVEC(ワンベック)というブランドを運営していてバレーボールの練習着やユニフォーム、マスク等の販売もしています。
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