【バレーボール】元日本代表はスパイクのタイミングをこうやって合わせた!

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  • スパイクのタイミングが全然合わない・・・
  • スパイクのタイミングってどうやって合わせるの?
  • タイミングの合わせて良いスパイクが打ちたい!

こんな悩みを抱えていませんか?

スクールで指導をしていてもスパイクのタイミングが合わなくてせっかくしっかり跳べているのにスパイクがうまく打てていないという子は多いです。これってすごくもったいないですよね。

僕はVリーグで7シーズン、日本代表としても3年間スーパーエースといわれるポジション(オポジット)でプレーをした経験があり、スパイクが一番得意です。

中学1年生でバレーボールを始めてからずっとパスは苦手でしたが、早い段階からスパイクは得意だったので、比較的早くスパイクのタイミングを合わせられていたと思います。

あげば

この記事のやり方を丸パクリすれば、短期間でスパイクのタイミングを合わせられるようになりますよ!

目次

スパイクでタイミングを合わせるのに最適な練習方法

結論、高いところに固定されたボールを打つ練習をしましょう!

スパイクでタイミングを合わせるときにまず考えるべきことは、ボールではなく自分の動きです。ボールの動きはコントロールできないですからね。

そして、自分の動きに集中するために最適な練習方法が、高いところに固定されたボールを打つ練習というわけです。

空中に浮いているボールに自分のジャンプのタイミングを合わせるのはかなり難しい・・・
ので、ボールを止めてしまうんです。

バボ太郎

タイミングの合わせ方を教えてくれるんじゃないの?

あげば

もちろん!でも取り組むべき順番があるんだよ!

そして、まず固定された目標物に向かってスパイクを打つ動作を繰り返し練習する。
こうすることで自分の動作が一定になってきます。

タイミングを合わせるのは動いているボールと動いている自分のタイミングなので、自分の体をコントロールするのが近道になるんです。

理由は下記の3つになります。

メリット
  • ボールまでの距離感をつかめる
  • 自分の打点を把握できる
  • 空中でボールを打つ感覚が身につく

それぞれ解説します。

ボールまでの距離感をつかめる

縦の距離とは助走のスタート地点(つまり自分のいる位置です)からボールまでの距離のことで、この練習を繰り返し行うことで自分のベストの助走をとりつつ、最後の一歩を踏み込む位置をつかむことができます。

また実際のスパイク動作で繰り返しジャンプをすることで自分がどの高さまで手が届くのか、つまり自分の打点を無意識に把握することも可能。

さらに、毎回ボールを打つことで空中でボールを打つ感覚も勝手に身につきます。

あげば

控えめに言って最高の練習です!

実際に僕がバレーボールを始めた中学校の体育館にはボールが自転車のチューブでぶら下げてあって、そのボールに向かって何度も何度も助走をしてボールを叩く練習をしていました。

低い位置と高い位置にボールがぶら下げてあって、最初の頃は高い方は全然届かなかったんですが、届かないからこそ「届かせてやる!」っていう気持ちで全力ジャンプする癖がついたなと思います。

僕がスパイクが得意になったのは間違いなくこの練習を繰り返したからです。

さて、今あなたはこう思っていませんか?「言ってることは分かったけど、そのぶら下げたボールがない場合はどうすればいいのよ!」
そんな場合、どうやったら同じような練習ができますかね。

例えばこんなのはどうでしょうか。

仲間に跳び箱や体育館のステージにでも乗ってボールを持っててもらって、そこに助走をしてボールを打つ。
これで代用できるかと思います。

もし仲間がボールを打つ衝撃に耐えられないという場合には自分の届く一番高い所でキャッチするという練習に変更してもいいですね。

本当に今書きながら考えたので他にもっと良いやり方があるかもしれませんが、大事なことを伝える目的であえてこの形をとりました。

大事なこととは何かというと、目的を達成するためにどんな方法があるのかを自分で考えるべきということです。

少しこの記事の本題からは逸れますが、多くの学校部活動では顧問の先生から言われたメニューを何の疑いもなくやっている感じがします。

先生の指示に素直に従うこと自体はもちろんOKなのですが、一言だけ言わせてください。

その練習メニューをやる目的、本当に分かってますか?

もしあなたがこの言葉に「ドキッ!」としたのなら、練習の目的を把握して取り組むだけで上達の速度はかなり変わるのでしっかり考えて練習に取り組むようにしてください。

少々脱線しましたが、ここでは高いところに固定されたボールを打つ練習ついて解説しました。

あげば

この練習を繰り返し行なっていてタイミングが合わないと困っている人は見たことがないでので、ぜひ取り組んでみてください。

スパイクでタイミングを合わせる際のポイント

ここでは前のパートで紹介した練習をする際のポイントを解説します。

結論から伝えると、まずは1歩助走で、次に2歩助走で、その次に3歩助走でボールを叩く練習をしていくと良いということ。

これは単純に少ない歩数の方が歩幅の調整が楽なのでボールをとらえやすいからです。

もしスパイク助走の種類を知らないよ、という場合は下の記事で詳しく解説しています。

【バレーボール】スパイク助走は何種類?助走で一番大事なのは○○!

あげば

意外といきなり3歩助走からやると難しかったりするので、それで挫折しないように注意してくださいね。

スパイクのタイミングは事前準備が大切

しっかりとしたスパイク助走をするには事前準備が大事です。

そして、スパイクのタイミングを合わせるのに特に重要なのが、一番早くスタートをできる構えをしておくこと

反応が遅れてしまうと、よほど高めのボールでなければタイミングが遅れますからね。

下の記事も参考にしてください。

【完全保存版】元日本代表がスパイクの打ち方の基本とコツを徹底解説!

あげば

事前準備は万全にしてどんなトスにもタイミングを合わせられるようにしましょう!

トスにスパイク助走のタイミングを合わせる方法

止まっているボールに対してスパイクを打つ感覚が身について、事前準備もOKになったら、いよいよ実際の動いているボールに対してタイミングを合わせていきましょう!

動いているボールにスパイクのタイミングを合わせる際の最初の練習方法は下記の通り。

タイミングを合わせる練習方法
  • 仲間から手投げされたボールを短い距離からから1歩助走で実際に打つフォームで踏み込み、最後は一番高い所でキャッチする。

これは最初は自分で手投げをしても良いですが横から飛んでくるボールの方が試合に近いので、できれば仲間に投げてもらいましょう。

コツは、1歩助走からタイミングを合わせる練習をしていくことです。

そして「毎回一番高い所でキャッチできてるな」と思えたら、そこからは実際にバシッとスパイクを打ってOK!

1歩助走でタイミングを合わせて打てるようになったら次に2歩助走。

そして、最後は3歩助走で同じようにタイミングを合わせる練習をすることでスパイクをばっちりタイミングを合わせて打つことができるようになります。

まとめ

今回はスパイクでタイミングを合わせる方法について解説をしてきました。

まず、一番重要な練習は高いところに固定されたボールを打つ練習でしたね!

その練習をする理由は下記の通りでした。

メリット
  • ボールまでの距離感をつかめる
  • 自分の打点を把握できる
  • 空中でボールを打つ感覚が身につく

トスのボールは自分でコントロールができないので、まずは自分の動きをしっかりと定着させておこう!ということでした。

そして最後に実際に動いているボールに合わせる練習について解説し、1歩助走から練習をすることが重要だという話をしました。

この記事の内容を参考にして、あなたがうまくスパイクでタイミングを合わせることができるようになってくれたら本当に嬉しいです。

最後に、スパイクについてはタイミングの合わせ方のコツ以外にもたくさん知っておくべきことがあります。

スパイクの打ち方の基本とコツに尽きてはこの記事内でも一度紹介をしましたが、下記の記事で手順ごとに詳しく解説していますので、よければぜひ目を通しておいてください。

【完全保存版】元日本代表がスパイクの打ち方の基本とコツを徹底解説!

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この記事を書いた人

本名|上場雄也(あげばゆうや)

■ バレーボール元日本代表
■ ビーチバレーボール元日本代表

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

【運営】
松戸レガロバレーボールスクール
(千葉県松戸市)

【個人サポート】
日本テレビさん運営の「ドリームコーチング」にてオンライン相談・指導をしています。

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