【QA】バレーボールのスパイクの助走で前跳びしない方法を教えてください!

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[st-kaiwa1]今回も張り切って上場流で答えますよ!質問をどうぞ!![/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]スパイクの助走の力をうまく上に伝えられず、どうしても前跳びになってしまいます。どうすれば前跳びせずに助走の力を上に持っていけるのでしょうか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]具体的な相談で素晴らしいですね!これについては多くの指導者さんたちもうまく言語化できていない部分だと思うので、上場流に言語化して回答していきますね![/st-kaiwa1]

目次

アゲバの回答

前跳びが気になるとのことですが、そもそも「前跳びをしてはダメ」という視点を疑ってみる必要があるかと思います。

僕は過度でなければ前跳びが悪いとは思いませんし、むしろスパイクでは前跳びして当然だと思っています。

あまり助走がとれない場合にいつも通りに助走に入って前跳びをして被ってしまうなどで悩む人が多いですが、そもそもの原因は前跳びではなく、何歩助走を使うのかの判断ミスだったり、素早い踏み切りができないことだったりします。

前跳びをしたとしても、自分の身体とボールとの位置関係に問題がない(被っていない状態)であれば問題はないです。

スパイカーとして問題なのは被って強く打てなくなってしまうことや打てるコースが限定されてしまうことなので、そうならない程度の前跳びは僕はむしろボールに飛びついて思いっきりボールを叩くためには適切な動作だと考えています。

それでもとにかく今よりも「もっと助走の力を上に!」と考えている場合は、股関節を今よりもう少し曲げて跳ぶと効果的です。

足の筋力との兼ね合いもありますが、ジャンプの際に股関節がしっかりと曲がっていないと助走のスピードを上げれば上げるほど前跳びとなってしまうので注意してください。

股関節がしっかり曲がっている状態とは、お尻を突き出す(=股関節を手前引く)ようなイメージです。

あなたが前跳びを意識しているのはきっと「もっと高いところで打ちたい!」という気持ちがあるからなのではないでしょうか。

せっかくなので、上記の場合を想定して高く跳ぶ為のアドバイスもしておきます。ポイントは下記2点です。

ポイント1.踏み込みのラスト1歩をより強く、速く踏み込むこと。
2.それに合わせて手の振り上げも素早くすること。

スパイクで高さを出そうと思えば、助走のスピードが速く、また全身がしっかりと連動していることが大切です。

これができていれば自然とスパイクの威力も上がりますよ。

以上です。良ければ実践してみてください(^^)

スパイクの助走についての記事やスパイクの打ち方の基本とコツについて解説した記事もあるので、興味があれば下の記事もぜひ読んでみてください。」

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この記事を書いた人

本名|上場雄也(あげばゆうや)

■ バレーボール元日本代表
■ ビーチバレーボール元日本代表

【保有資格】
公益財団法人日本スポーツ協会・公益財団法人日本バレーボール協会公認バレーボールコーチ4
(Vリーグで監督が可能な資格です)

【運営】
松戸レガロバレーボールスクール
(千葉県松戸市)

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