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【柔整師が解説】突き指の応急処置と治し方を徹底解説!【予防方法も解説】

2021年3月28日

  • 突き指をしてしまった・・・
  • 突き指ってどんなケガなの?
  • 突き指の治し方を教えて!

こんな風に思っていませんか?

バレーボールをしていると日常的とも言えるほど起こってしまうケガの代表格であるこの「突き指」。

 

僕は比較的突き指はしない方の部類に入るかと思いますが、そうは言ってもこれを書いている現在、なんとタイムリーに突き指をしている状況です。なんてこった。笑

 

今回の僕のように、あなたもいつ自分が突き指になってしまうか分かりませんよね。

 

また、周りの仲間が突き指をしてしまうなんていうこともこの先バレーボールを続けていれば必ず経験すると思います。

 

そこで今回は「突き指」について知識をつけておくと良いかなと思いましたので、今回も「Ambition治療院」の田中先生に解説をお願いしています。

 

あげば
田中先生、今回もよろしくお願いいたします。

 

はい、かしこまりました!
田中先生

 

今回のテーマもどんなケガなのかを解説した上で、応急処置や治し方について解説していければと思います。
田中先生

 

あげば
よろしくお願いします!

 

突き指とは?

突き指とは、指先に強い力が働いて指の靭帯(じんたい)や腱(けん)、関節、骨を傷(いた)めるケガです。

 

軽症なら軽く指が打撲(だぼく)・捻挫(ねんざ)をしている状態で、関節が不安定になっていないものが突き指と考えていただければ良いでしょう。

 

ここでは「突き指」について解説をしていきますが、そもそも重症である場合は対処法が変わりますのでまずは重症がどうかの判断が必要になります。

 

重症の場合、以下の3種類が考えられます。

重症の場合1.脱臼(だっきゅう)を伴っている
2.腱断裂(けんだんれつ)を伴っている
3.骨折を伴っている

上記のような場合は必ず整形外科や接骨院に行っていただきたいです。

 

あげば
田中先生!一体どうやって重症かどうかを判断すればいいの?という声が聞こえて来そうなのですが、判断基準などはありますか?

 

ご質問ありがとうございます。これに関しては腫れたり痛みが強かったりという症状が非常に強いという部分が判断の目安になるかと思います。
田中先生

 

あげば
なるほど、症状の強さなのですね。ありがとうございます!

 

突き指は最初は痛いですが1週間もすれば治まるのに対して、重症化している場合は短期間ではなかなか痛みが小さくなりません。

 

基本的にはこれから解説させていただく応急処置や治療方法を実践していただければ良いかと思いますが、ケガをした直後でも痛みが非常に強いと感じる場合はすぐに病院で受診すると良いと思います。

 

この場合、先に接骨院に行った場合は後遺症を残さないために整形外科で画像診断をしておくと良いでしょう。

 

あげば
画像診断をしておくと良いのはなぜなのでしょうか?

 

これは骨折でないかのチェックや合併症があるかどうかを正確に把握しておくためです。
田中先生

 

成長期の子どもの場合、骨端線(こったんせん)という骨が弱い部分の損傷の可能性もあるのでチェックしておきたいです。
田中先生

 

突き指の応急処置

さっそくですが、突き指の応急処置については下記の2つを知っておいてください。

 

突き指の応急処置・安静にする
・患部を冷やす(アイシング)

上図の通り基本的には「安静」が大事で、痛みがあれば動かすことはせずにアイシングをして患部を冷やすことが大切です。

 

これはよく浸透しているので知っていたかもしれませんが、これで正解と思っていただいて結構です。

 

あげば
この際のアイシングはどんな感じで行えば良いのですか?

 

ビニール袋に氷を入れ、空気を抜き取り患部に当てる方法で行ってください。
田中先生

 

これに関してはよく「どれくらいの時間冷やせばいいの?」という質問をいただきますので解説しておきたいと思います。
田中先生

 

まずは下図を見てください。

アイシングをした際の感覚の順番

  1. 痛い
  2. 暖かい
  3. ピリピリする
  4. 感覚がなくなる

これはアイシングをした際の感覚の順番です。
アイシングをした際にはまずは痛みが起こるのですがここは我慢しましょう。

 

そして、感覚がなくなったら一度氷を外して終了します。

この上図の「痛い→暖かい→ピリピリする→感覚がなくなる」のサイクルを20分以内で行うようにしてください。

その後、約40分で感覚が回復して痛みが戻ってきますので再度アイシングをしてください。

これを60分周期でくり返して24時間続けて行えるのが理想です。

 

あげば
いや、先生!寝かせて!笑

 

突き指の治療方法

ここまでの解説の通り、突き指は軽症ならアイシングのみで数日〜1週間で痛みが引いていき落ち着きます。

 

ですが、それ以上の症状ですと接骨院や整形外科ではプラスチック素材などで固定をして治していくのが一般的です。

 

固定期間の目安はそれぞれ下記の通りです。

・軽症(靭帯が少しのびているだけの状態)→ 3日程度

・中等症(靭帯が部分的に切れているもので皮下出血、広範囲の痛み、腫れがある状態)→ 1〜3週間程度

・重症(靭帯が完全に切れ、関節の安定がなくグラグラしている状態)→ 1から2か月程度

上記の目安で固定をして安静を確保することで早く治すことが可能となります。

 

また、整骨院では電気治療も行います。
この電気治療ではマイクロカレントというものを使いますが、これには組織の回復を補助する作用があり効果的です。

 

マイクロカレントは損傷電流と同じような弱い電流を使った治療方法で、電流の刺激で組織を活性化して自然治癒力を高める働きがあったり、血行を促進して痛みをやわらげる効果もあります。

 

自然治癒力とは?本文人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力や機能。
〔出典:Wikipedia〕

突き指の予防

突き指というと「指」だけに注目してしまいがちですが、指だけでなく実は手首の動きも重要です。

 

手首の動きが硬いような場合には突き指が起こりやすくなってしまいますので、下記のようなストレッチや動作を日常的に取り入れるように心がけてください。

 

手首の柔軟性を上げるための動作・手首を伸ばすストレッチを行う
・手首を曲げる、回すなど動かす
・じゃんけんの動きを大きく行う

上記のような動きをして関節をしっかりと動かしておくことで、もちろん完全にではありませんが突き指を予防することが可能です。

 

また、テーピングやサポーターを使用して関節を固定しておき、指の関節に強い負荷がかかっても耐えられるようにしておくことも効果的です。

 

まとめ

今回の「突き指」についての解説をまとめておきます。

 

突き指は指先に強い力が働いて指の靭帯(じんたい)や腱(けん)、関節、骨を傷(いた)めるケガで、軽症であれば「安静」と「アイシング」をすることで数日〜1週間で痛みが治ります。

 

アイシングの方法は「痛い→暖かい→ピリピリする→感覚がなくなる」のサイクルを20分以内で行うのでしたね。

 

腫れや痛みが非常に強いと感じた場合はすぐに病院(整形外科)へ行って診断してもらうと良いと解説しました。

※この場合は画像診断を忘れずに。

 

突き指の治療方法としては「安静」を確保するために基本的には固定をするのでした。これは頭に入れておくと良いでしょう。

 

最後に突き指の「予防」について解説しました。

 

ここでは下図のような動きをして手首の柔軟性を出しておくことが重要ということをお話しました。

手首の柔軟性を上げるための動作・手首を伸ばすストレッチを行う
・手首を曲げる、回すなど動かす
・じゃんけんの動きを大きく行う

上記の動きはどれも簡単な動作かと思いますので、ぜひバレーボールを行う際には取り入れていただければと思います。

 

あげば
田中先生、ありがとうございました!突き指をしたらまずは患部を冷やす、そして痛みの具合をみて整骨院や病院へ!ですかね。

 

そうですね!自分で判断するのが難しいような場合はすぐに整骨院や整形外科を受診しても良いかと思います。後遺症が残ってしまうのが一番困りますからね。
田中先生

 

あげば
そうですよね!今回も詳しく解説していただきありがとうございました!

 

とんでもないです。ぜひまた何でもご相談ください(^^)
田中先生

 

この記事を読んで突き指についての理解は深まったかと思います。

 

現在突き指をしてしまって困っている方は応急処置からぜひ参考にしていただければと思いますし、そうでない場合も今後のためにぜひ頭に入れておいてくださいね。

 

他のバレーボールで起こりやすいケガに関しても田中先生にお願いして解説しているので、興味があれば下の記事も読んでもらえればと思います。

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