よくある怪我

【柔整師が解説】捻挫ってどんなケガ?治し方までを徹底解説!【指導者必見】

2021年1月28日

  • 捻挫(ねんざ)ってどんなケガなの?
  • 捻挫したときにしっかり応急処置ができるか心配・・・
  • 捻挫のベストな治し方を知りたい!

こんな風に思っていませんか?

 

バレーボールをしていて一番よくあるケガがこの「捻挫」(ねんざ)です。

 

僕自身もこれまで何度も経験してきたケガで、思い出深いのは全日本合宿の初日に捻挫をしたこと。

2日目から別メニューとなり、本当にシャレにならなかったですしとても悔しい経験をしました。

 

今回はあなたがそんな経験をしないように、さらには「仲間が捻挫をしてしまった・・」というときに適切に対処できるスーパーヒーローになれるように、都内にある『Ambitoin治療院』院長の田中祐志先生に捻挫についての解説をお願いしています。

 

田中先生とはビーチバレーボールでリオ五輪を目指している2013年に出会い、それ以降、練習疲れた身体をスポーツマッサージで回復させてもらったり、ケガをした際には適切な治療をしてもらってきました。

2016年に開催された優勝すれば五輪に出場できる大会『リオ五輪アジア最終予選』には、どうしてもトレーナーとして帯同してもらいたく、無理を言ってオーストラリアまでついてきてもらいました!それぐらい信頼している超優秀な先生です。

 

やっぱり専門家に聞いた方が正確ですし有益ですよね!餅は餅屋ということで(^^)

今回は捻挫ってどんな怪我なの?という部分から応急処置や治し方、予防方法について解説してもらいます。

 

また「ケガをした部分を冷やすのっていつまで?」など、昔僕が疑問に思っていたことについても質問していこうと思いますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

 

あげば
それでは田中先生、お願いします!!

 

はい、ありがとうございます!

まずはご挨拶をさせてください。

田中先生

 

『アゲバレーブログ』の読者さま、初めまして!

今回は「捻挫」についてになりますが、これからバレーボールでよくあるケガについてお役に立てるような解説をさせていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

田中先生

 

では、さっそく解説していきます。

 

捻挫(ねんざ)とは?

捻挫とは、関節に急激に強い力がかかって靭帯(じんたい)を傷つけた状態です。

捻挫は足首だけでなく、手首、指、肩、膝など関節のあるところではどこでも起こるケガです。

 

なかでもバレーボールのようなジャンプ動作が多い競技では、やはり足首の捻挫が多いですね。

この足首の捻挫に関しては内側にひねる内反捻挫(ないはんねんざ)と外側にひねる外反捻挫(がいはんねんざ)に分けられますが、多くは内反捻挫であり、理由としては足首のくるぶしの骨が外側の方が長いことがあります。

 

捻挫の症状は下記の3段階に分けられることを知っておきましょう。

捻挫の症状の3段階1.腫れや痛みは軽度で靭帯が少し伸びている状態
2.靭帯の一部が切れている状態(部分断裂)
3.靭帯が完全に切れており関節は不安定な状態(完全断裂)

捻挫をしてしまったときには上記のどの段階なのかをしっかりと見極めて対処すべきです。

 

あげば
田中先生!2段階目と3段階目の腫れ具合や痛み具合はどれくらいのイメージですか?
2段階以上は体重を乗せることができないです。
腫れ方は外見では分からないケースが多いので整形、接骨院でみてもらっての判断になります。
田中先生

 

あげば
それと、どの段階から病院に行く必要がありますか?
2段階目という自覚があれば病院(整形外科)で画像診断した方が予後良好です。
田中先生

 

捻挫(ねんざ)の応急処置

捻挫の応急処置の基本は「PRICE」処置です。

 

下記にまとめましたのでご覧ください。

「PRICE」の処置Protect(固定すること)
→関節が動かないようにバンデージなどを利用して固定します。Rest(安静にすること)
→名前のとおり、動かさずに安静にさせます。

Ice(冷やすこと)
→氷のうや冷たくしたタオルで患部を冷やします。目的は炎症を抑えるためです。

Compression(圧迫すること)
→包帯などで患部に軽めの圧をかけます。

Elevation(挙げること)
→心臓の高さよりも高い位置に挙げます。腫れを軽減させるためです。

自分が捻挫をしてしまったとき、または仲間が捻挫をしてしまったときには上記の5つを意識した応急処置を行うようにしてください。

 

捻挫(ねんざ)の治療方法

次に捻挫の治療方法です。大事な部分ですのでよく読むようにしてください。

 

捻挫は軽いものであれば1週間程度で改善しますが、受傷後すぐに温めるのは逆効果で、このような間違った処置を行うと予後不良となりますので注意して下さい。
※内出血を起こしていて、腫れ、痛みが強い時は捻挫だけでなく骨折などの可能性もありますので、軽く見ないようにご注意下さい。

 

具体的な治療方法として整骨院や整形外科で行う方法としては、下記があります。

治療方法・微弱電流(マイクロカレント)を使う治療方法
・経皮的電気刺激(TENS)を用いた治療方法

前者の微弱電流(マイクロカレント)を使う治療方法は、電流刺激で組織を活性化させて自己治癒を高める治療です。

後者の経皮的電気刺激(TENS)を用いた治療方法は、脳に痛みを伝えている知覚神経に弱い電気刺激皮膚から流すことで痛みを感じさせる信号を止めて、その結果として痛みを感じにくくさせるという治療です。(一般家庭で使われている低周波治療器はこちらのものなります。)

 

捻挫をした後、上記のような治療を施しつつ、痛みが軽減してきましたらマッサージやストレッチを行うと回復に効果的です。

 

あげば
軽度なら1週間程度で改善とのことですが、この1週間は何に気をつけていれば良いですか?またアイシングはいつまですべきですか?
アイシングは受傷後2日間だけで、その後は普通に過ごしてもらって大丈夫です。また1週間はちゃんと固定をして、体重を乗せないようにしてください。
田中先生

 

あげば
整骨院と整形外科、どちらに行くのが良いのですか?
足がつける、歩けるというレベルなら接骨院、それが出来ないなら整形外科ですね。リハビリ、治療は接骨院の方を勧めます。
田中先生

 

捻挫(ねんざ)の予防

捻挫を予防するためには運動前のウォームアップ、運動後のクールダウンは必ず行いましょう。

 

「当たり前だ!」と思うかもしれませんが、やはりとても大切ですので再認識してもらえればと思います。

 

ウォームアップでは、動的なストレッチ(ダイナミックストレッチ)を行うのが効果的です。全身を大きく動かして関節や筋肉を伸ばすような動きを入れたウォーミングアップを行うようにしましょう。

 

ダイナミックってどんな?という疑問が出てきそうですので、下記に具体例を挙げておきます。

具体例本文
・ラジオ体操
・もも上げや大きくキック動作、肩を回す動作など

上記のような動きになります。

「それなら普段からしっかりできているよ!」という場合は素晴らしいですが、そうでない場合はぜひ取り入れてもらえればと思います。

 

また、バレーボールではジャンプを繰り返すので足首を受傷しやすいのは避けられませんので、予めテーピングやサポーターを使用しておくのも良いでしょう

 

まとめ

まず捻挫とは関節に急激に強い力がかかって靭帯(じんたい)を傷つけた状態のことでした。

 

そして、捻挫の症状は下記の3段階に分けられるんでしたね。

捻挫の症状の3段階1.腫れや痛みは軽度で靭帯が少し伸びている状態
2.靭帯の一部が切れている状態(部分断裂)
3.靭帯が完全に切れており関節は不安定な状態(完全断裂)

2段階目以上は体重を乗せることができないとのことでした。

もうこの時点で結構復帰までに時間がかかってしまうことは確定って感じですね・・・(泣)

 

捻挫の応急処置としては下記の「PRICE」で処置することが大切ということも教わりました。

「PRICE」の処置Protect(固定すること)
→関節が動かないようにバンデージなどを利用して固定します。Rest(安静にすること)
→名前のとおり、動かさずに安静にさせます。

Ice(冷やすこと)
→氷のうや冷たくしたタオルで患部を冷やします。目的は炎症を抑えるためです。

Compression(圧迫すること)
→包帯などで患部に軽めの圧をかけます。

Elevation(挙げること)
→心臓の高さよりも高い位置に挙げます。腫れを軽減させるためです。

万が一、仲間が捻挫をしてしまったら・・・あなたが言うセリフはたった1つ、「PRICEで処置しよう!」やで!ドヤッ

 

整骨院や整形外科で行う治療方法も2つ紹介してもらいました。

治療方法・微弱電流(マイクロカレント)を使う治療方法
・経皮的電気刺激(TENS)を用いた治療方法

上記のような治療を施しつつ、痛みが軽減してきましたらマッサージやストレッチを行うと回復に効果的ということも勉強できました。

あまり放っておき過ぎずにしっかりケアしてあげることが大切っていうことですね!彼氏彼女と同じですね〜なんつって笑

 

そして最後に、捻挫にならないための予防方法として運動前のウォームアップと運動後のクールダウンは必ず行うこと予めテーピングやサポーターを使用するということを教わりました。

 

いつも「基本だよ!」言われているようなことがやっぱり大切だということですね!

 

あげば
田中先生、分かりやすく解説していただきありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました。
田中先生

 

あげば
「アイシングはいつまですべきですか?」というのは結構多い疑問なんじゃないかと思って質問させてもらいましたが、それ以外にも有益な情報がたくさんで僕も改めて勉強することができました!
捻挫(ねんざ)を含めて多くのケガは受傷後に適切な処置をしてあげることで回復が早まりますので、正しい知識が広まってくれたら嬉しいです。
田中先生

 

この記事の内容を頭に入れて、今後の活動にぜひ活かしてくださいね。

バレーボールで起こりやすい他のケガに関しても田中先生にお願いして解説しているので、興味があれば下の記事も読んでもらえればと思います。

【現役柔整師が解説】突き指の応急処置と治し方を徹底解説!【予防方法も解説】

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