- サーブがとにかく苦手・・・
- 良いサーブを打つためのコツってあるの?
- 効果的なサーブを打って活躍したい!
こんな悩みを解決します。
バレーボールはサーブで始まりますし、サーブが入らないと相手に得点されてしまうスポーツなので、安定したサーブを打てることはとても重要です。
僕はサーブは得意な方で、大学リーグではサーブ賞を受賞できましたしVリーグのサーブ効果率のランキングでも割と上位でした。
この記事では、そんな僕が一般的に使われているフローターサーブの手順を具体的に解説しつつ、それぞれのパートで考えるべきことやコツについても詳しく解説します。
この記事を読むことでサーブの基本が身につき安定したサーブが打てるようになります!
この記事で解説するフローターサーブ以外のサーブは下の記事で紹介しています。
>>■【バレーボール】サーブの種類は何種類?年齢やレベルに合ったサーブを紹介!(執筆中)
どのサーブも打ち方には共通している部分も多いので、まずはこの記事の内容をマスターしましょう
打つサーブをイメージする
サーブを打つ前に、まずはイメージすることが大事です。
具体的には、下記の2つをイメージしてから実際の動作に入りましょう!
- どのエリアにサーブを打つのか
- どんなサーブを打つのか
それぞれ解説します。
どのエリアにサーブを打つのか
中学生年代のバレーボール大会を見ていると選手は「とにかく入れる!」ことに必死になっている印象で、狙って打っているようには見えないことが多くあります。
しかし、試合に勝つためにサーブで相手を崩すことは重要です。
相手チームの中でレシーブが苦手な選手を特定してその選手のいるエリアを狙えばサービスエースの可能性も高まりますし、前衛のエースを狙って崩せば攻撃を弱体化させることもできますからね。
勝率をかなり上げることができるので、狙わないのは絶対に損です!
試合の状況や相手に合わせたサーブ戦術も知っておきたいという場合は下の記事で詳しく解説しています。
>>■【バレーボール】知らなきゃ大損!有効な5つのサーブ戦術を紹介!(執筆中)
どんなサーブを打つのか
例えばジャンプサーブが得意だからジャンプサーブを打つのか、それとも相手がフローターサーブの返球が苦手な選手だからフローターサーブを打つのかなどを検討します。
この記事ではフローターサーブでの解説ではありますが(^^;)
同じフローターサーブを打つにしてもいつもと違ったタイミングや角度、スピードで打つのも効果的ですね。
「どこに、どんなサーブを打つのか、またその理由はなぜか」これを言えない状態でサーブを打つことがないようにしてください。
自分のサーブの精度も考えて最適なサーブを選択しましょう!
いつも同じトスを上げる
イメージ通りにミスをせずにサーブを打つためには、いつも同じトスを上げることが大切です。
毎回バラバラなトスだとタイミングを合わせるのもしっかりと手に当てることも難しいため、ミスをする確率が上がってしまいますよね。
そこで、ここでは同じトスを上げるためのコツを2つ紹介します。
- 体の動きを最小限に抑える
- ボールを高く上げすぎない
体の動きを最小限に抑える
どのプレーも体の大きな動きは入れない方がプレーが安定します。
サーブのトスは限りなく正確性が求められる技術であり、スパイクのようにダイナミックで爆発的な力は必要ありません。
トスを上げる際は肘や腕の動きを一定に保ってトスを上げることで無駄な動きを抑えることができます。
トスを上げながら足を踏み込む場合にはその動作も最小限にすべきです。また、上半身が前や横に傾いてしまうようなトスの上げ方もやめましょう。
体の動きを最小限にするとトスの精度が高まるだけでなく、落ち着いて次の動作に入れるというメリットもありますよ。
ボールを高く上げすぎない
サーブのトスでボールを高く上げすぎてしまうことは避けましょう。
高く上げれば上げるほど同じ高さにボールを上げることが難しくなり、手に当てるのも難しくなります。
高すぎない一定の高さのトスを繰り返すことでサーブのタイミングをとりやすくなり、腕の振りや体の動きが安定し、より効果的なサーブが打てるようになります。
ちなみに、フローターサーブなら片手でトスを上げることを推奨します。
両手で上げるとそこから利き手の腕を引くモーションが増え、ミスを誘発する可能性が高まるからです。
どうしても片手だとトスが安定しない・・・という場合は両手で!という感じですね。参考にしてください。
トス練習は地味ですが、繰り返し練習して精度を上げましょう!
サーブを打つ手の肘を高く上げる
- 打点を確保するため
- 強く打つため
それぞれ解説します。
打点を確保するため
最適な打点
肘を高く上げることで、ボールに対して最適な打点を確保できます。打点が高いと、ボールに対する攻撃角度が増し、サーブが強くて正確になります。
サーブのコントロール
肘が高い位置にあると、サーブの方向性や角度をより細かく調整することが可能です。これにより、狙った場所への精度の高いサーブが可能になります。
ボールへの視線
打点が高いと、ボールを見下ろす形になり、ボールとの距離感やタイミングを正確に把握しやすくなります。
強く打つため
力の伝達
肘を高く上げることで、肩と腕の筋肉を効果的に使用できます。これにより、サーブにより多くの力を伝達することが可能になります。
腕の振りの幅
肘を高くすることで、腕の振りの幅が大きくなります。大きな振り幅は、ボールに対して強いインパクトを与えることを可能にし、サーブのスピードを増加させます。
バイオメカニクス
体のバイオメカニクスの観点からも、肘を高くすることは効果的です。上半身の回転と腕の振りを最大限に利用し、ボールに最大のエネルギーを伝えることができます。
サーブを打つ際に肘を高く上げることは、最適な打点の確保とサーブの力強さを向上させるために非常に重要です。これにより、サーブの精度、力、効果が大幅に向上し、より攻撃的で有効なサーブを実現できます。サーブの練習では、この肘の位置を意識して技術を磨くことが重要です。
利き手と反対の足を前に踏み込む
- 自動的に肘が引ける
- 体重移動が使える
自動的に肘が引ける
利き手と反対の足を踏み込むことにより、サーブを行う際の腕の動きが自然になります。この動作は、サーブ時に肘を適切に引くことを容易にします。
利き手の肘が自動的に引かれることで、腕のスイングがより大きく、効率的になります。これにより、サーブの力とスピードが向上します。
体重移動が使える
利き手と反対の足を踏み込むことで、体重移動を効果的に使えます。この体重移動は、サーブのパワーを大幅に高める要素です。
前進の勢いを利用: 利き手と反対の足で踏み込むと、前進する勢いをサーブのエネルギーに変換することができます。これにより、サーブに追加の力が加わります。
打った後に前重心になることで守備につきやすい!
トスを上げる、打つ手の肘を上げる、足を踏み込むは一気にやる場合もあります
サーブを打つ際には、利き手と反対の足を踏み込むことが、サーブの力強さと精度を高める上で非常に重要です。肘が自動的に引けることと体重移動が使えることは、サーブの効果を最大限に引き出す要素です。サーブの練習では、これらの要素を重視して技術を磨くことが大切です。
足を前に踏み込んで、後ろから前に体重を移動させながら腕を振ることで大きな運動エネルギーを発生させることができます。
速く腕を振る
- 腕を脱力する
- 体幹を使う
ひとつ前の段階までで腕を早く振る準備は終わっています。
腕を脱力する
腕や肩が緊張していると、腕の振りが鈍くなります。サーブの前に深呼吸をしてリラックスし、腕を自然に振り下ろすようにします。
体幹のひねりを使う
(特に腹筋)
腕の振りだけでなく、足の踏み込みや体の回転を含めた全体の動きを使ってサーブを行います。これにより、腕の振りに追加の力が生まれ、速度が増します。
足の踏み込み、体重移動、腕の振りを含めた全体の動きを調和させ、効率的なサーブを目指しましょう!
ここができていないと入らないので詳しく解説します
>>■【バレーボール】サーブが入らない人の95%ができていない!体の〇〇〇は必須ですよ!の話(執筆中)
正しいフォームで動作を行なってもなかなか速いサーブを打つことができない場合は筋力不足の可能性があります。
サーブに必要な体幹の筋トレについては下の記事で詳しく解説しています。
>>■【バレーボール】速いサーブを打つために必須の体幹の筋トレ5選!【家でも簡単】(執筆中)
ボールの芯を叩く
- 目線を固定する
- 打点を固定する
目線を固定する
体はまっすぐ=両肩の高さを変えない=
・目線が安定する(=正確性)
・体を回転させやすい(=力の伝達
踏み込みの際に沈み込まない
打点を固定する
体幹をひねっているときも顔(=目線)はあまり動かないようにしてしっかりとボールを見ることが大事です!
>>■【バレーボール】サーブの変化球4選を紹介!エースをとりたいなら〇〇をマスターせよ!(執筆中)
打った後は手を残す
安定したサーブを打つためには打った後に手を残すことが大切です。
というのも、サーブはボールを一瞬で叩くのではなく狙った方向にボールを押し出すイメージで打つ方が成功率が高まるからです。
「押し出す」を意識した場合、手のひらは後ろから相手コートに向かって横方向(=床とほぼ平行)に移動します。
その分、後ろから相手コートに向かって長い時間ボールを触ることができるということです。
スパイクのように上から下に落とす場合は腕をふり抜きますが、サーブで腕をふり抜く動きを入れてしまうと毎回同じ場所で叩くことが難しくなっちゃうんですね。要するに、ミスをする可能性が高まります。
「押し出す」ができているかを簡単にチェックできる方法があるの紹介します。
手のひらの向きを確認する
チェックポイントは下記の1点のみ。
- 手のひらが狙った方に向いているか
これが重要です。
打った後の手のひらが自分が狙った方向を向いた状態で残せていればしっかりとボールを押し出せていると思ってOKです。
手のひら後ろから前方向に移動させることは、相手コート側から見ると「奥行き」での動きになるのでとても見づらく、ボールをどれくらいの強さで叩いたのかを分からなくする効果もあります。
そのボールが落ちるのか、伸びるのかを分からせない効果もあるということです。
練習のときに打った後に手のひらが自分が狙った方向に向いているかを毎回確認してみましょう!
ジャンプサーブの場合は振り切る!
ちなみにサーブのスピードって気にならない?フローターだとトップレベルで速い!と感じるのは時速75kmくらいです。ジャンプだと時速110km出てたらだいぶ速い。世界だと120kmとかのサーバーもいますよ
>>■【バレーボール】ジャンプサーブの打ち方を解説|最高スピードってどれくらい!?(執筆中)
サーブの注意点
- ルール違反
- 打ったらすぐに守備位置につくこと
- 評価をすること
ルール違反
打ったらすぐに守備位置につくこと
評価をすること
ラリー後に行う。(得点できたならその理由を考える→連続得点の可能性高まる)
ミスはもったいないのでルールは知っておこう!
>>■【バレーボール】サーブのルールを知って有効活用しよう!|反則注意!(執筆中)
サーブの効果的な練習方法とコツ
サーブの成功率を高めるためには反復練習が必須です。
サーブの技術は、反復練習によって身体に覚えさせることが可能です。同じ動作・同じ力加減で繰り返し練習すことで、自然と正しいフォームを身につけることができ、いつも安定したサーブを打つことができます。
- 基本フォームの練習
最初に、サーブの基本フォームを確立します。ボールの持ち方、足の位置、腕の振り方など、基本的な動作を確認し、正しいフォームで練習します。 - 一定のリズムで練習
サーブのリズムを一定に保ちながら練習します。ボールの投げ上げから打点までの動作を、同じテンポで行います。 - 量より質
ただ多くのサーブを打つよりも、質の高いサーブを意識して練習することが重要です。各サーブで正しいフォームを意識し、改善点を見つけて修正します。 - 目標を設定する
特定のエリアにサーブを打ち込むなど、具体的な目標を設定して練習します。これにより、サーブの精度を高めることができます。
さらに言えば、試合の状況を想定した練習を行うことも重要です。プレッシャーのかかる状況を想像しながら、落ち着いてサーブを打つ練習をすると、試合でのパフォーマンスが向上します。
コロナで練習環境も大変ですね、家でもできる練習方法を教えておきます。
>>■【バレーボール】家でできるサーブの練習法7選!1日10分=部活1ヶ月分やで!(執筆中)
サーブの技術を高めるためには、反復練習が非常に効果的です。正しいフォームを維持し、一貫したリズムで練習することで、安定したサーブを打つ能力を身につけることができます。質の高い練習を心掛け、試合での成功に繋げましょう。